【WCS2019ウルトラルール】 クラゲレックルナアーラ

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・構築経緯

元々WCSレートでカイオーガ+ルナアーラの組み合わせを使っていた時に相手のカプ・レヒレが重すぎるのと相手のゼルネアスへの打点が少ない点に不満を感じていたところ、自分の好きなドククラゲをまた活躍できるのではないかと思い構築を考える。

最初は伝説枠をソルガレオ、ルナアーラ、ネクロズマを狩れるイベルタル、相手のゲンシグラードンに水技を通すために「おわりのだいち」の書き換え要員としてレックウザを採用していた。(またレックウザに強いフェアリーに対してドククラゲが刺さっているため相性が良かった)

しかし相手のカプ・コケコとカプ・テテフがあまりにもキツく、スカーフドリュウズやスカーフホルードを入れて使ったこともあるがあまりにもピンポイントすぎる枠だったため他に刺さらず強さを感じれずにいた。

そこでイベルタル→ルナアーラに変更。ソルガレオ、ルナアーラ、ネクロズマに弱点を突けれて、カプ・テテフにもある程度強い。またカプ・コケコに一撃で倒される心配がない。

 

 

・個別解説

ドククラゲ 特性:クリアボディ 持ち物:たつじんのおび

性格:ようき

努力値:4-252-0-0-0-252

実数値:156-122-85-×-140-167

技:たきのぼり どくづき くろいきり まもる

 

ゼルネアスとグラードン、ガオガエンを同時にメタれてカプ・レヒレにも強いポケモン。似た役割を持っているポケモンとしてウツロイド、カプ・レヒレかいるが、

 

ウツロイド→「くろいきり」を覚えず、「クリアスモッグ」は「このゆびとまれ」「いかりのこな」で吸われてしまうため安定しない。またカプ・レヒレの「こごえるかぜ」でS関係を逆転される上に特殊メインなため「ひかりのかべ」の起点にされてしまう。

カプ・レヒレ→ゼルネアスを倒せる技が無いため「くろいきり」が決まったとしても相手のゼルネアスにゴリ押されてしまう。レヒレミラーに何も出来ない。

 

対ゼルネアス入りには積極的に選出していきますがそれ以外ではほぼ選出しません。(まれにグラードン、カイオーガ入りに出す)技構成、性格、配分の理由はムーンルールで使用した物とほぼ同じですが、今回は「みがわり」だった枠を「まもる」にしています。理由は対ゼルネアス入りの試合を限りなく落としたくないが故に大切に扱うことが勝利に繋がることと、ルナアーラと並べて「まもる」→「おいかぜ」が出来る点、相手のドーブルはクロバットで見れるため無理に「みがわり」をする必要性を感じなくなったからです。

特性は相手の「こごえるかぜ」「いかく」の影響を受けないクリアボディ一択。

持ち物はほとんどのゼルネガエンを確定2発にできる「たつじんのおび」にしました。

ちなみに対ゲンシグラードンに関してですが

たつじんのおび込みのエアロック下「たきのぼり」で確定1発に出来ません!!

 

耐久無振り→超低乱数1発(6.2%)

H252振り→確定2発

 

これは流石に無視できないと思い改善案を考えた結果、特殊型にすれば確定1発で倒せることが分かりました。しかしそうするとガオガエンを倒しにくくなる、「ひかりのかべ」の起点になるというデメリットが出てきます。これには頭を悩ませていましたが伝説枠がレックウザ、ルナアーラとどちらもグラードンに弱くないポケモンなためそこまでグラードンを重く見る必要性を感じなかったのと、それよりもガオガエンの方がキツいため物理型のままにすることにしました。

 

 

レックウザ 特性:エアロック→デルタストリーム 持ち物:いのちのたま

性格:せっかち

努力値:4-252-0-0-0-252

実数値(メガシンカ後):181-232-108-200-120-183

技:りゅうせいぐん ガリョウテンセイ しんそく まもる

 

ドククラゲと縦、横の相性が良く、またドククラゲを使う上で足りないPTパワーを補えることができる。持ち物は「いのちのたま」にして縛り性能をさらに上げました。

最速にした理由はドククラゲとSが被らないようにしたのと、ミラーで上を取られる場面が多かったので最速にしました。

「ガリョウテンセイ」「しんそく」「まもる」まではすぐに決まり、最後の1枠は「だいちのちから」「オーバーヒート」も試しましたが最終的に相手のメガボーマンダを意識して「りゅうせいぐん」にしました。他にもデメリットなく相手のゲンシグラードン、メガレックウザを削れるのも大きなメリットです。

 

 

ルナアーラ 特性:ファントムガード 持ち物:ルナアーラZ

性格:おくびょう

努力値:4-0-0-252-0-252

実数値:213-×-109-189-127-163

技:サイコショック シャドーレイ おいかぜ まもる

 

基本に忠実な構成なためあまり語ることはないです。ルナアーラミラー意識で最速CS、「サイコショック」はモロバレルへの打点が少なかったので入れました。

 

 

ガオガエン 特性:いかく 持ち物:オボンのみ

性格:いじっぱり

努力値:252-140-4-×-20-92

実数値:202-168-111-×-113-92

技:DDラリアット けたぐり とんぼがえり ねこだまし

調整:S 「おいかぜ」下で最速メガレックウザ抜き

   A いかく込みでファントムガードの効果が切れたルナアーラが「DDラリアット」が中乱数1発(68.7%)

 

「ねこだまし」で「おいかぜ」のサポート、「とんぼがえり」を絡めたサイクルで相手の「トリックルーム」パーティを搔き乱す枠。

「けたぐり」は相手のツンデツンデ、ガオガエンミラーへの打点。最初はメガレックウザの「だいちのちから」で見てましたが、ツンデツンデの取り巻きはカプ・テテフが多いのでガオガエンで見ることにしました。

 

 

カプ・コケコ 特性:エレキメイカー 持ち物:とつげきチョッキ

性格:ようき

努力値:196-148-4-×-20-140

実数値:170-154-106-×-98-184

技:ワイルドボルト ボルトチェンジ エレキネット しぜんのいかり

調整:S 最速メガレックウザ+1

   D C189ルナアーラの「ムーンライトブラスター」確定耐え

 

相手のイベルタル、ゲンシカイオーガに強くレックウザの「しんそく」を通すためにカプ・テテフのフィールドを上書きする枠。チョッキ持ちで積まないようにするためと、環境にいる大体のカプ・レヒレは特防特化なため物理型での採用をしています。

カプ・テテフに対して後投げもできるよう持ち物は「とつげきチョッキ」にしました。

「エレキネット」は「おいかぜ」が切れた後もS操作できるようにするのと、ルナアーラミラー対策。

また構築全体で「いかく」を絡められるとパワー不足な部分があるので「しぜんのいかり」を採用して確実に削って隣のポケモンで縛るという動きもできるようにしました。

 

 

クロバット 特性:せいしんりょく 持ち物:メンタルハーブ

性格:ようき

努力値:244-4-4-0-4-252

実数値:191-111-101-×-101-200

技:いかりのまえば かみつく おいかぜ ちょうはつ

 

「おいかぜ」起動要員が4倍弱点持ちのルナアーラのみ、相手のゼルネアスに打点があるのがドククラゲのみではこの2体を失った時に厳しくなるのでそれを解決するために採用しました。またルナアーラミラー対策にもなります。

相手のいたずらごころで積まないように持ち物は「メンタルハーブ」。

「かみつく」はルナアーラミラー対策で採用しました。「あくのはどう」ではない理由は、どちらにしても最高乱数でないと相手のルナアーラを倒せないので怯む確率が高い「かみつく」を優先しました。

 

 

とある方のルナアーラレックウザ構築とほぼ同じ構成になってしまいましたが、自分で真面目に考察した結果この形になったのであまり気にしないことにしました。(レックウザの性格、ガオガエンの調整と持ち物が違うだけ)

 

・戦績

仲間大会にて2度使用

ウルトラルール カルフールはい VGC2019 Ultra Series 3勝2敗最終レート1518 9位
Symphony Cup Ultra GS 7勝7敗最終レート1516 18位

 

 








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