【ポケモン7世代構築振り返り】WCS2019ムーンルール ソルオーガ催眠トリパ

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ムーンルールで一時期使用していたパーティ

画像は仲間大会使用時 ソルガレオの「ぼうじんゴーグル」「ラムのみ」に変更

・構築概要

ムーンルールでZ技が解禁されたので、全国ダブルの時に使っていたエスパーZムシャーナ軸のトリパをこのルールでも使おうと思いパーティ作成

まず構築の軸であるムシャーナから入り、次に「トリックルーム」下でのメインアタッカーとしてカイオーガを採用。「さいみんじゅつ」は片方にしか当てられないので高火力の全体技で攻められるポケモンが欲しかった。グラードンでない理由は「いかく」で火力を落とされるのと飛行タイプに透かされるのを嫌ったため。(後者に関しては「じゅうりょく」を入れれば解決しますが・・・)後は雨がある分火力を底上げできるため。(受け回しできない火力を押し付けることがトリパにおいて必要な部分だと考えています)

その次にカイオーガと「トリックルーム」に耐性のあるナットレイに対して強く、「いかく」と「ねこだまし」で「トリックルーム」の補助ができるガオガエンを採用。ズルズキンと違い「とんぼがえり」があるので「だっしゅつボタン」を消費した後でも後続のアタッカーに繋げられたりカイオーガの天候を取り返すこともできます。

もう1体の伝説枠はソルガレオにしました。相手のゼルネアスに強いのと「いかく」無効なので相手のガオガエンにサイクル回されても平気な上に「トリックルーム」を貼る前にモロバレルを倒すことができます。

ここまでトリル役がムシャーナとソルガレオだと相手のイベルタル、ルナアーラに弱く、特にルナアーラはガオガエンの「ねこだまし」が効かないのでとても辛い。なのでその対策としてゴーストZを持たせたゲンガーを採用しました。場合によってはこのポケモンで「トリックルーム」を起動してS操作が途切れないようにします。

最後にパーティ全体で地面の一貫性がひどいのと相手の水タイプへの打点がほぼない、またムシャーナの「さいみんじゅつ」を通す上で障害となる「エレキフィールド」「ミストフィールド」を対策するためにカプ・ブルルを採用して完成。

 

・個別解説

ムシャーナ 特性:テレパシー 持ち物:エスパーZ
性格:なまいき
努力値:252-0-0-4-252-0
実数値:223-×-105-128-161-30(S個体0)
技:サイコショック さいみんじゅつ トリックルーム てだすけ

 

構築の軸、Z「トリックルーム」で命中率を上げてから上から「さいみんじゅつ」を撒きます。

が、それでも外れる可能性があるため5ターンという限られたターン内に相手を崩すという「トリックルーム」パーティのコンセプトには合わない可能性があります。(エスパーZ「トリックルーム」の命中率は80%)

「てだすけ」は相手が両方眠っていたり、此方がカイオーガを出している時に片方を縛っている状況にいた場合にもう片方への制圧力を上げることができるため入れました。

配分をHD振りにした理由はゼルネアスのC2段階アップ「ムーンフォース」とカイオーガの雨「しおふき」のダメージを抑えるため。

 

 

カイオーガ 特性:あめふらし 持ち物:くろいてっきゅう
性格:れいせい
努力値:252-0-4-252-0-0
実数値:207-×-111-222-160-85(S個体0)
技:しおふき ねっとう かみなり まもる

 

相手の最遅ガオガエンに上を取られないよう持ち物は「くろいてっきゅう」一択。

「ねっとう」は5ターンという限られたターン数内で相手を崩す上で「ワイドガード」で止められたり技そのものを外すのは大きな障害となるので「こんげんのはどう」「ハイドロポンプ」よりも優先的に採用しました。

「かみなり」は相手の水への打点が少なかったので入れました。

 

 

ガオガエン 特性:いかく 持ち物:だっしゅつボタン
性格:ゆうかん
努力値:252-252-0-0-4-0
実数値:202-183-110-×-111-58(S個体0)
技:フレアドライブ はたきおとす とんぼがえり ねこだまし

 

「ねこだまし」→「トリックルーム」からの「だっしゅつボタン」で後続のアタッカーに繋げるのが仕事ですが、発動しなかった場合このポケモン自身もアタッカーとして機能するよう努力値はHA極振りにしました。「はたきおとす」は別の技でもいいかもしれません。

 

 

ソルガレオ 特性:メタルプロテクト 持ち物:ラムのみ
性格:ゆうかん
努力値:0-252-4-0-252-0
実数値:212-207-128-×-141-91
技:しねんのずつき ばかぢから トリックルーム まもる

 

採用理由に「ゼルネアスに耐性があるから」とありますが、それは「鋼技でゼルネアスを倒せるから」という意味ではなく「相手のフェアリーを受けられるから」という意味です。また技スペースの関係上「メテオドライブ」は不採用ですが、vsゼルネアスに対しては「トリックルーム」でS関係を逆転させつつ「さいみんじゅつ」で眠らせてしまえば他の技でもゴリ押せるので特に不安はありませんでした。

それよりも「トリックルーム」と「カイオーガ」に耐性のあるモロバレル、ナットレイに対する「しねんのずつき」「ばかぢから」の方が優先度が高かったです。後はムシャーナが「まもる」不採用により「トリックルーム」起動用として大切に扱うために「まもる」も外せませんでした。

持ち物は最初モロバレル意識で「ぼうじんゴーグル」にしていましたが、このポケモンは物理技がメインでアタッカーも担当しており、そのため「やけど」状態になると非常に困るのでそれに対するケアもできる「ラムのみ」に変更しました。

 

 

ゲンガー 特性:のろわれボディ 持ち物:ゴーストZ
性格:おくびょう
努力値:4-0-0-252-0-252
実数値:136-×-80-182-95-178
技:シャドーボール みちづれ サイドチェンジ トリックルーム

 

相手の最速ルナアーラに対して「むげんあんやへのいざない」を通せるようCS極振りにしてあります。

またZ「みちづれ」で「トリックルーム」起動の補助、1:1交換を決めることで此方の制圧力を上げることができます。

「サイドチェンジ」は疑似的に「このゆびとまれ」「いかりのこな」と同じ役割を果たせるので、これで場を搔き乱して此方の「トリックルーム」起動に貢献します。

反省点としてはZ「みちづれ」をした時にイベルタルの「イカサマ」で倒れてくれるよう攻撃の個体値もVにしておくべきでした。

 

 

カプ・ブルル 特性:グラスメイカー 持ち物:とつげきチョッキ
性格:ゆうかん
努力値:244-252-0-0-12-0
実数値:176-200-135-×-117-72(S個体0)
技:ウッドハンマー ウッドホーン しぜんのいかり ばかぢから

 

相手のカイオーガに対して強気に動けるよう持ち物は「とつげきチョッキ」を選択。

「しぜんのいかり」は相手の交代読みで通して隣で縛りやすくするために入れました。

 

 

・戦績

仲間大会「うつろはい WCS2019ムーンルール」6勝8敗レート1462 99位

シーズン14WCSレート 1600~1680ウロウロ

 

使用するのを辞めた理由として、「限られたターンの中でどれだけ相手を崩すか」というコンセプトと合わないと感じたから。

まず「さいみんじゅつ」がZパワー込みでも命中80%なため、外した時のリスクが大きいことと、当てたとしても即起きされた場合全くアドを取れないという弊害があるので全体的に安定感が無い。。(基本隣で火力を押し付けながら撃つのだが、「ダークホール」と違い片方にしか撃てないので「まもる」が絡んでくると上手くいかない場面も出てくる)

後は相手に状態異常を通すということは逆に相手からの状態異常を許してしまう、ということになるのでモロバレルを大事にされるとかなり辛い。

やはり「トリックルーム」を使うなら自分がカプ・コケコやカプ・レヒレを採用して状態異常を対策しつつひたすら攻撃していくという形にするのが一番強いと思った。

 



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