今年の8月から使用していたパーティ。
目次
・構築概要
「鎧の孤島」で自分の好きなドククラゲが解禁されてから、ランクマッチのダブルでドククラゲ入りのパーティを使おうと思い構築。
今までダブルで運用していた時は拘りスカーフを持たせて「アシッドボム」→味方の特殊攻撃で相手を倒していく戦法を使ってましたが、ソードシールドだとなぜかレベル技から「アシッドボム」が消されていたため、今までの戦法が使えなくなりました。(仮に使えたとしても「まもる」が採用されるダブルバトルで集中砲火はかなりリスクがあるためあまり強くない)
新たな戦法はないかとドククラゲが覚える技を調べていたところ、新規習得した「ぶんまわす」という技に注目しました。
「ぶんまわす」は悪タイプの物理技で、威力60命中率100。自分以外全員を攻撃する技。
この技をダイマックス+弱点保険持ちの隣で撃てば強いのではないかと思い、さっそくパーティを作成。
最初は相方としてドラパルトを採用していました。
ドラパルトの苦手なフェアリーに対してドククラゲが強く、相性補完がしっかりしていたからです。
この6匹でシーズン8ダブルは11勝8敗でマスターボール級に載りましたが、以下の3つの理由からあまり強さを感じられない状態でいました。
・ドククラゲがスカーフで拘った状態で「ぶんまわす」を使用するため、その分相手のフェアリータイプへの打点が減って処理が遅れる(ジュラルドンだとDが低いため返しの攻撃でやられる、ジュラルドン自身がダイマックスすると相手の「ダイジェット」に弱くなる)
・ダイマエースであるドラパルトを失ってしまうとパーティのパワーが落ちる 補完に特化しすぎた(トゲキッス、ガオガエンと補完が2体もいる)
・そのため選出もワンパターンになりがち。大体初手にほぼドラパルト(一応トリパ相手に初手ジュラルドンを出すことがあるが読まれがち)
自分の頭では解決できずにいたところ、YouTubeでこんな動画を発見。
スカーフ「ぶんまわす」ドククラゲの隣にフワライドを置くことで弱点保険発動→特性「かるわざ」で素早さ2倍になって暴れるというパーティ。元々スカーフ無しでもフワライドより速いですが、相手のドラパルトよりも先に行動することでフワライドの軽業が発動し、ドラパルトを縛り返すことができます。
さらに悪タイプの技を受けると攻撃が上がる特性「せいぎのこころ」を持ったテラキオン、コバルオンを入れることで「ぶんまわす」が腐りにくい技となっています。
「フワライドとかコバルオンとかまともに使ったことないし、エルフテラキも8世代になってから一度も触れてないから使おう」という軽い気持ちで真似してみることに。
すると最初に自分で考えたドラパルト入りで出た「強さを感じられない理由3つ」を全て解決している構築だということが分かり、この構築を使い続けることを決意。
・フェアリーへの打点が少ない→「おいかぜ」エルフーン、チョッキコバルオンで解決 また「ふくろだたき」+正義の心コンボ警戒でほとんどのトゲキッスがダイマックスを切らずに「このゆびとまれ」をしてくるため、倒しやすい(ダイマックスされた場合「ふくろだたき」が通るようになる)
・ダイマエースを失うとパーティパワーが落ちる→失ってもコバルオン、テラキオンと単体性能の高いポケモンが揃っており補完にそこまで特化されてないためパワーはそこまで落ちない。
・選出がワンパターンになりがち→ダイマエースがフワライド以外にもいる。クラゲライドorエルフテラキコバルorクラゲテラキコバルで選択可。
・個別解説
レンタルPTが公開されていましたが、自分が見つけた時には既に公開を終了していたため原案の努力値配分は分かりませんでした。なので動画の対戦パートで見えていたHPの実数値から予想し、配分は自作。
また原案からいくつか変更した部分があります。
ドククラゲ 性格:おくびょう
実数値:155-×-86-132-140-167
努力値:0-0-4-252-0-252
変更点:原案の技「こごえるかぜ」、「いやなおと」→「ねっとう」、「マジカルシャイン」に変更 努力値をH振り→CSぶっぱ
パーティ内に「おいかぜ」持ちが2体もいて、さらにコバルオンが「ダイジェット」を使えるのに、そこへさらに「こごえるかぜ」まで入ってくるのは怪しさを感じたので変更。弱点保険や「ふくろだたき」でAを上げられるのに「いやなおと」採用もよく分かりませんでした。
「ねっとう」はパーティ全体でガオガエンを呼びやすいので採用、「マジカルシャイン」は味方のフワライドに対して「ふいうち」を撃ってくるポケモンを意識して入れました。(ウーラオス、エースバーン等)
フルアタ構成になったので配分をCSぶっぱに変更。
コバルオン 性格:ようき
実数値:166-142-149-×-93-176
努力値:0-252-0-0-4-252
「とつげきチョッキ」を持たせることで相手の特殊フェアリーに対して強気に出れます。物理フェアリーに対しては元々Bが高いのであまり気にならないです。
ダイマックスと合わせればさらに耐久が上昇し、「ダイジェット」の試行回数を稼げたり「ダイスチル」でさらに耐久を上げたりできます。
「とびはねる」は、「ねこだまし」でエルフーンを止められても隣で「ダイジェット」として撃つことで次のターンすぐ「ふくろだたき」+正義の心コンボに移ることができるのが強いです。
「ストーンエッジ」は相手のリザードンへの打点不足、パーティ全体で炎の通りが良いので原案そのまま。
ゴリランダー 性格:いじっぱり
実数値:189-193-110-×-90-125
努力値:108-244-0-0-0-156
変更点:拘りハチマキ→命の珠 「とんぼがえり」→「ねこだまし」
拘りハチマキもそこまで悪くはなかったのですが、フワライドに対して「ふいうち」を撃ってくるポケモンに対して「ねこだまし」+フワライドの集中攻撃で倒してフワライドを動きやすくするのと、相手の「トリックルーム」に対して「ねこだまし」を挟むことで少しでもターンを稼げるようにしたかったため、「ねこだまし」を採用→それに伴い持ち物も変更となりました。地味に「おいかぜ」再展開にも利用できます。
ただし上記以外の理由ではあまり使いません。基本的にはダイマエースで暴れた後に「グラススライダー」を連打するのが仕事だからです。
「10まんばりき」は相手の炎がキツいためそのまま。
テラキオン 性格:ようき
実数値:166-181-110-×-111-176
努力値:0-252-0-0-4-252
「ふくろだたき」コンボの障害となる麻痺、火傷状態に対するケアとして「ラムのみ」は原案そのまま。
「アイアンヘッド」の枠は正直他の技でもいいと思いましたが、何がいいんでしょうね。
フワライド 性格:むじゃき
実数値:225-132-64-111-66-145
努力値:0-252-0-4-0-252
ほとんどダイマックスでしか使いません。威嚇を貰いやすいパーティなため特殊型も検討しましたが、初手にダイマックス→相手に後からダイマックスされるため、その際にダイマターンを稼げる「ゴーストダイブ」がどうしても必要だったため原案である物理型そのままで使用しました。
水への打点不足が気になり「かみなり」は原案そのままに。
エルフーン 性格:おくびょう
実数値:159-×-105-97-104-184
努力値:188-0-0-0-68-252
変更点:Hぶっぱ→H16n-1、残りDの配分に
この配分にすることで隣のテラキオンで「ダイロック」を撃った時に砂嵐のダメージ量を抑えることができます。
コバルオン、テラキオンとのコンボを考えると「ねこだまし」を非常に貰いやすいため、「まもる」は絶対に外せない技だと思っています。
・選出
先発は基本ドククラゲフワライドか、エルフーンテラキオンorコバルオンです。
コータスやリザードン等の強力な炎タイプがいるパーティには初手テラキオン、バンドリにはコバルオン、ドラパルト等テラキコバルの上を取れるポケモンがいる相手にはフワライドを投げます。
相手の「トリックルーム」が非常に重いため、そういった相手には初手ドククラゲテラキオンで「ぶんまわす」→「いわなだれ」で怯ませましょう()
後発の2匹は相手に合わせて臨機応変に。
・戦績
仲間大会 ビエラ杯2ndG 8勝2敗(〇〇〇〇〇×〇×〇〇)
最終レート1581 参加者1752人中26位
参加者1752人という大規模仲間大会でまさかのトップ30入りをしました。
が、2敗した内の1敗はプレミで落とした試合なため、これがなければもっと高い順位になれていたと思うと微妙な順位だなと思います。
ランクマに関してですが、私自身が種族統一等の特殊ルールにお熱になっているため、マスターボール級載せて以来潜ってないです。なのでランクマでの戦績は特に無し。